アベマキ(ブナ科) Quercus variabilis Blume
 落葉の高木。大きいものになると高さ20m以上、胸高直径1m以上にもなる。樹皮は厚くコルク層が発達している。戦時中にはこれをコルクの代用にした。
 クヌギに似ているが、クヌギは葉の裏に毛が無く、アベマキは毛があり、白っぽくなるので区別がつく。
 クヌギはシイタケのほだ木に使われるが、アベマキは樹皮が厚すぎて適していない。
 紫金山ではコナラとアベマキが優占しているが、アベマキは斜面上部から尾根にかけて多い。
 クヌギは藤棚の近くに植えられている。
アベマキの樹皮 アベマキの雄花 冬芽