アラカシ(ブナ科) Quercus glauca Thunb. ex Murray
 高さ20mになる常緑の高木である。4月にひも状に伸びた柄に花がつく。写真の花は雄花である。雌花は新しく伸びた枝の葉の付け根に2から3個つく。秋にはドングリがなる。
 現在、紫金山は同じブナ科の落葉樹であるアベマキやコナラの林になっているが、その下にアラカシが成長してきている。そのために林の中が暗くなり、ほかの植物が育ちにくくなっている。

垂れ下がっているのは雄花。
アラカシのドングリ 雌花 冬芽