ヒメモエギスゲ(カヤツリグサ科) Carex tristachya var. pocilliformis
 夏緑樹林の林床や林縁に生える多年生草本。葉は長さ20〜30cmで、下部になる。5月頃にくきの先に3〜4個の穂をつけ、一番先は雄花となる。モエギスゲとよく似ていて区別が難しい。ヒメモエギスゲの雄花の鱗片は基部がくっついていて穂を取り囲んでいるようになっている。
 紫金山公園ではアカマツ林やコナラ林の林床および田んぼの畦に見られる。

雄花
鱗片の基部はくっついている。