クサギ(シソ科) Clerodendrum trichotomum Thunb.
 落葉の低木で、高さ3〜4mになる。伐採跡地や林縁などに多く生育する先駆植物である。葉は対生し、長い葉柄がある。広卵形で基部は丸く、先はとがる。花は8月に咲き、アゲハチョウやクロアゲハが蜜を吸いに来る。実はあい色に熟し、がくが赤くなるので、非常にきれいである。
 葉に臭気があることからこの名がついているが、新芽は食用となる。熱をとおすとこの臭みは無くなる。
 紫金山に生えているが、少ない。