ナラ枯れ
 紫金山公園にもついにナラ枯れがやって来ました。
ナラ枯れは1990年代から日本海側で被害が拡大し、次第に南下してきている。それが紫金山公園までやって来てコナラに被害が出始めました。
 ナラ枯れはカシノガガキクイムシという長さ5mm程の細長い甲虫がナラ、カシ、シイなどのブナ科植物の幹に穴をあけ、そこにナラ菌という菌を持ち込んで繁殖させ、その菌が樹木の通同組織を詰まらせるために枯れる現象です。カシノナガキクイムシの幼虫はその菌を食べて成長します。
 蔓延を防ぐためには春までに木を切り倒し、中にいるカシノナガキクイムシを退治する必要があります。早急な対策が望まれます。
(2012年11月10日)
コナラの幹に穴をあけ、そこから木くず(フラス)を出している。
フラスが根元にたまった状態。
 アベマキにも穿孔している。
 アラカシも被害を受けている。
   紫金山公園の一番大きなコナラにナラ枯れが発生。
(2013年8月18日撮影)
   2013年11月30日の状況
ほぼ完全に枯死