オギ(イネ科) Miscanthus sacchariflorus (Maxim.) Benth.
 高さ2mに達する大型の多年草。ススキに似ているが下部の葉鞘には長い毛があることで区別できる。花が咲く頃にはこの葉鞘は落ちて、茎がむき出しになる。花は秋に咲く。ススキが株になるのに対し、オギは地下茎が長いので株にはならない。
 普通、河原などのやや湿った場所に多いが、紫金山では陶芸の里ゾーンや元気広場ゾーンに生えている。しかし、穂が出る前に刈り取られることが多い。
オギの根元。葉鞘がない。