スダジイ(ブナ科) Castanopsis sieboldii (Makino) Hatusima ex Yamazaki et Masiba
 常緑の高木で大きくなれば高さ25mに達する。5月に花が咲くが、実が熟するのは翌年の秋である。黒いやや円錐状のドングリがなり、生で食べることができる。炒って食べれば香ばしくておいしい。 イタジイとも言う。似た種類にコジイがあるが、この実は球形である。
 紫金山では吉志部神社の鳥居の近くや神社本殿の裏側に生えている。紫金山は現在コナラやアベマキの林であるが何も管理しないでおくと、やがてはアラカシ林になり、最後にはこのスダジイ林に変わっていく。
雄花 雌花


スダジイの花
シイの実